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白血病は血液細胞が悪性化し、正常な血液細胞を作りにくくなる状態です。血液細胞が成熟せずに暴走的に細胞分裂してしまう「急性型」と、成熟しても細胞分裂にブレーキがかからず増え続ける「慢性型」とがあります。悪性化した血液細胞の種類により「骨髄性」と「リンパ性」とに大きく分けられ、それぞれの組合せにより急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)の４種類に分けられます。
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急性リンパ性

急性リンパ球性白血病（ALL）は、正常ならリンパ球になる細胞ががん化して、急速に骨髄の正常細胞に取って代わる、命にかかわる病気です。 あらゆる年齢層で発症しますが、小児のがんとして最も多く、15歳未満の小児がんの25％を占めます。2～5歳の年少児に特に多くみられます。成人では65歳を超えるとやや多くなります。
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急性骨髄性

急性骨髄性白血病（AML）は、正常な状態では好中球、好塩基球、好酸球、単球に成長する細胞が、がん化して、急速に骨髄の正常細胞に取って代わる、命にかかわる病気です。 どの年齢層でも発症しますが、特に成人に多くみられるタイプの白血病です。
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慢性リンパ性

慢性リンパ球性白血病（CLL）は、成熟リンパ球が癌化して、徐々にリンパ節の正常な細胞に取って代わる病気です。 患者の4分の3以上が60歳を超えており、小児にはみられません。また、男性では女性の2～3倍多く発症します。北米とヨーロッパでは最も多いタイプの白血病ですが、日本と東南アジアではまれなことから、発症には遺伝が関係していると考えられています。
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慢性骨髄性

慢性骨髄性白血病（CML）は、正常では好中球、好塩基球、好酸球、単球に成長する細胞ががん化する病気です。 年齢、性別に関係なく起こりますが、10歳未満の小児にはまれです。40～60歳の成人に最も多く見られます。
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